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Agency for Cultural Affairs, Government of Japan

Activities - Details

四国遍路展~遍路の見た風景~

開催日 平成28年2月6日(土)~2月11日(木)
場 所 NHK大阪放送局アトリウム(大阪市中央区)
主 催 四国遍路日本遺産協議会
後 援 NHK大阪放送局

平成27年4月に、「四国遍路」が日本遺産第1号を認定されたことを記念して「四国遍路展~遍路の見た風景~」を大阪で開催。
今回の展示では、「四国遍路」の魅力を多くの方に知っていただくため、「お遍路さん」に視点を置き、「遍路の見た風景」や「お接待」を伝える写真パネル、また遍路の歴史資料などを展示しました。
国内外から約4,000人を超えるご来場をいただき、札所寺院や遍路道沿いに残る四国の素晴らしい風景をご覧いただくとともに、それぞれの展示から、地域の人々とのふれあいや四国遍路文化の歴史を感じていただくことができました。
また、アンケートでは、「四国遍路を巡ってみたい。」、「四国の風景に感動した。」などたくさんの声をいただきました。

<展示内容>

○宮本光夫氏によるパネル展「四国で迷子になろう」
  宮本氏が、歩き遍路の途中で、実際に出会った人々や風景の写真。そこには、彼らとのふれあいの中で聞いたエピソードや風景から宮本氏が感じた言葉が添えられている。
それらの写真と言葉から、来場者の方々に多くの感動を与えた。

○「四国の風景」写真
  四国4県の遍路道と札所寺院の写真を展示。
  国史跡となっている遍路道などの写真から、多くの自然が残る「四国」を実感していただき、多くの方から「何か懐かしい感じがする。」との声をいただいた。

○モートン・コレクション「外国人が見た四国遍路」
  徳島文理大学講師 モートン常慈氏によるコレクション。
20世紀初頭、初めて四国遍路をした西洋人であるシカゴ大学教授のフレデリック・スタールをはじめ、主に3名の外国人遍路達により、四国遍路文化が初めて外国人に向けて発信された貴重な資料を展示。また、モートン氏が集めた古い写真からは、昔の遍路の姿を見ることができた。

○遍路文化に関する歴史資料展示 
  Ⅰ,空海修行の地・Ⅱ,僧と修行と信仰・Ⅲ,修行僧から民衆遍路へ・Ⅳ,四国遍路(巡礼)・Ⅴ,霊験・お接待・Ⅵ,四国遍路の姿の各小テーマを設定し、写真展示と資料展示を行った。  
道標・丁石の立体展示では、四国の自然の中に身を投じ歩んだ遍路の姿を視覚的に体感しながら遍路の歴史を概観することができた。
  ケース展示資料では、四国における弘法大師空海の足跡を語る絵巻や『三教指帰』など古籍の複製本や写真で紹介した。また、『四国徧禮道指南』や『納経帳』、『四国遍路過去帳』や『通行手形』など、江戸時代の遍路の持ち物を展示したほか、地域住民に伝わる霊験やお接待、弘法大師信仰の様子なども紹介した。

<展示写真>

海から望む第23番札所「薬王寺」


昔のお遍路さん

第31番札所「竹林寺」

<四国遍路展の様子>

丁石と遍路墓の立体展示

*展示資料(四国徧禮道指南・四国徧礼霊場記)

資料展示の様子

activity :2016年03月30日