切幡寺の歴史・由来

切幡の名は機織り娘の伝説に由来する。巡錫中の弘法大師が綻びた僧衣を繕うために布切れを求めると、娘は織りかけていた布を惜しげもなく切り差し出した。その礼に千手観音像を刻み灌頂を授けると、娘は観音菩薩に変身したという。中世段階では有数の寺院で守護細川氏の保護を受ける。境内の大塔は初重と二重の間が方形という日本で唯一の構造様式で、国の重要文化財に指定されている。
切幡寺の詳細情報
| 宗派 | 高野山真言宗 |
|---|---|
| 本尊 | 千手観世音菩薩 |
| 開基 | 弘法大師 |
| 創建 | 弘仁年間(810~824) |
| 住所 | 〒771-1623 阿波市市場町切幡観音129 |
| 電話 | 0883-36-3010 |
| 駐車場 | |
| 宿坊 | なし |
